「旭山動物園開園50周年・旭山動物園くらぶ発足20周年 記念フォーラム 命と向きあう」 が開催されました。
去る、平成29年7月2日(日)15時より、市内アートホテル旭川にて開催された、「記念フォーラム」には、旭山動物園でも開園記念イベントが開催されている中、200人を超える方にご参加いただきました。
第一部では、富良野自然塾主宰・脚本家の倉本聰氏にお越しいただき、講演いただきました。
当日会場にお越しいただいた方向けに、特別なお話をしてくださいました。
命は、動物だけじゃなく植物にも命はあるんです。木や森のお話し等、奥深い思いをお持ちの方の言葉は、心に響きます。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
あっという間の60分でした。
続いての第2部は、朗読劇「旭山動物園物語・・・旭山に描かれた軌跡」。
「命をつなぐ」をテーマに旭山動物園は50年間運営されて来ました。ただ、いつも注目されているのは、現在動物園で元気に暮らしている動物達です。でも、50年間の間に命を繋いで来てくれた、既に亡くなった動物達がいた事を忘れてはいけないと思います。その亡くなった動物達の軌跡を物語にして朗読し、映像と音で、50年の歴史を振り返っていきました。朗読には、旭川市旭山動物園の中田真一副園長もご協力いただきました。
無数にある物語の中から5つの物語しかご紹介できませんでしたが、たくさんの動物達が旭山動物園を支えていたのだと、あらためて感謝の気持ちが広がって行った様な気がしました。
最後は、台北市立動物園の金仕謙園長、旭川市旭山動物園の坂東元園長、絵本作家のあべ弘士さんによるトークディスカッション。
金園長(奥)と通訳のジョアンさん。
台北市立動物園の魅力や活動の内容など、映像を使い丁寧にご説明いただきました。
坂東園長からは、「恩返しプロジェクト」についてお話し頂き、世界の現状をお伝え頂きました。
あべ弘士さんからは、旭山動物園の苦労話し等。
皆さんの熱い思いは止まることがなく、あっという間に終了時間を迎えてしまいました。
3時間という長丁場でしたが、限られた時間の中でしたので、なかなか全てをお伝えすることは難しかったです。ただ、今回「命と向きあう」をテーマに記念フォーラムを開催し、命の大切さ、素晴らしさ等を感じて頂き、少し立ち止まってお考えいただけたのなら、幸いに思います。
動物園くらぶは、こういったフォーラム等を通じて旭山動物園の素晴らしさや理念をお伝えしていく予定です。機会がございましたら是非ご参加下さいませ。