もうきん舎見学会
4月29日に新しい施設、もうきん舎がオープンし、動物園も夏期開園が始まりますが、先立ってもうきん舎の見学会が開催されました。
この日は施設に笹の葉や松などを参加者が植樹するボランティア活動を行いました。
坂東園長が自らこの施設に対する想いを語ってくださいました。
ここにはシマフクロウを入れる予定です絶滅危惧種で、自生が非常に困難なため、
釧路市動物園で飼育されている個体が旭山動物園にやってきます。
シマフクロウがやってくる時期は未定のため、当初はオジロワシを展示するとのことです。
施設には大きな擬木があります。シマフクロウに
そこに巣を作ってもらおうと用意したのですが、森林伐採で自然のものは調達できず、やむを得ず擬木を使用しています。
本来なら大木は森にあったのですが、それがなくなったためにシマフクロウも住む場を失ったのです。
どうしたらシマフクロウと人間が共存していけるのか、考えるきっかけになって欲しいとの願いが込められています。
施設には上部に水を蓄えたタンクがあり、小川もあります。下流にはイケスがあり、マスなどの魚を放し、泳いでいる魚をオジロワシやシマフクロウがガブリと捕まえる。
そんなダイナミックなシーンがガラス越しに間近でみられるかもしれない…。そんな施設です。
動物の凄さも感じていただけるのではないでしょうか。
4月29日が楽しみですね。