自然環境保全に係る助成金制度において、4団体への助成が決定致しました。
特定非営利活動法人旭山動物園くらぶ・旭川市旭山動物園協働事業
平成28年度 自然環境保全に係る助成金制度「自然をつなぐプロジェクト」
NPO法人旭山動物園くらぶでは、旭山動物園との協働を通して人と野生動物の関わりについて考え、多様な自然環境保全事業の必要性を強く感じております。
このたび、環境保全活動に取り組む、または、これから取り組もうとしている団体の活動を支援することを決定いたしました。
2015年11月より北海道内を対象に募集を開始し、5団体からの応募をいただきました。
旭山動物園長 坂東元、動物園くらぶ相談役 菅野寛、あべ弘士、動物園くらぶ理事長 森ただひろを含めた7名からなる「助成金選考委員会」にて、4団体への助成が決定致しました。
各団体には、北海道の自然を未来につなげる活動を期待致します。
今後については、活動報告会にて成果報告を行う予定です。
助成が決定した各団体をご紹介いたします。
●旭川帰化植物研究会
旭川地方に生育する帰化植物を調査し、旭川市の自然環境の資料を発刊している。小・中学校、植物研究者や一般市民へ配布。今回、旭山を調査し「旭川の帰化植物」を発刊。
●オサラッペ・コウモリ研究所
旭川地方と道北地域に生息するコウモリ類の種の確認・分布・繁殖・ねぐら選択等調査を行う。また、毎年コウモリ観察会や講演会、「あさひかわコウモリ地図」の発行を行う。
●特定非営利活動法人タンチョウ保護研究グループ
北海道東部地域に生息するタンチョウの糞のDNA分析による餌の種類を判定することで、実際の食性を把握するための手法を確立することを目的とする。
●守りたい生命プロジェクト有限責任事業組合
天売島のケイマフリ保全のための生態調査および普及啓発活動を行う。国内最大の繁殖地であるが生態調査がほとんど行われておらず、今後3年にわたり本格調査を実施し、調査報告会等を行う。