江戸家猫八・子猫! in 環境保全フォーラム2012が開催されました!
平成24年2月19日、旭山動物園 坂東元園長・絵本作家 あべ弘士さん・自然写真家 寺沢孝毅さんをはじめ、自然保護に関する講演活動を行っている演芸家の江戸家猫八さん・小猫さんをゲストに迎え、環境保全を主題としたイベント「環境保全フォーラム2012」が開催されました。
まずは、江戸家猫八さん・小猫さんによる講演からスタートです。動物の形態模写を織り交ぜながら、自然の大切さや、動物たちの素晴らしさを講演して頂きました。
日本のみならず、世界の動物園を見てきた経験があるという猫八さん、小猫さんでしたが、旭山動物園のペンギン館で実験的に雛鳥の鳴き声のものまねを実践した事もあるそうです。
その結果はなんと!全ての親ペンギンが反応し一斉に集まってきたという程だったそうです!
江戸家親子による、多彩な生きものの鳴きまねは、会場の皆さんを豊かな大自然に連れ出してくれました!
そして後半は、坂東元園長、あべ弘士さん、寺沢孝毅さん、そして江戸家親子を加わりフォーラム形式で進行。
あべさん、寺沢さんの画像や映像を見ながら、ゲストの皆さんの真剣なお話が展開されました。
絶滅危惧1A類のケイマフリや鳴き声が呼称の由来であるウミガラス(オロロン鳥)等の海鳥の美しい写真が続々登場し、猫八・小猫さんのものまねも写真に合わせて披露!
その場に存在しているかのような名人芸にご来場された皆様も大満足!
続いて、坂東園長からボルネオ島の開発に伴う野生動物たちの現状についてのお話や、北極やの壮大な大自然、野生動物の写真と共に、あべさん、寺沢さんから実際に現地に行かれた素晴らしい体験と環境破壊の現実を語っていただきました。
自然には限りがあり、人間だけが豊かさを求め野生動物達の住環境を破壊していること、それにより絶滅の危機に瀕している野生動物が存在しているという悲しい現実があります…。
あらためて『命』の大切さ、環境保全というテーマに則して、視覚、聴覚で強く感じることができる非常に有意義な講演会となりました。
最後にゲストの皆様から、純粋な心と目の輝きを持ち、将来を担う世代である子供達に大自然や野生動物の素晴らしさと、環境問題の現実に興味を持ってもらえる『きっかけ』となれるよう、今後も活動しますという強い信念のこもったメッセージをいただきました。
お忙しい中、ご来場いただきました皆様誠にありがとうございました!