プレミアム見学会（もうじゅう館）を実施しました！

かねてより会員の皆様にご案内していた「プレミアム見学会」が実施されました
多数の応募の中、選ばれた参加者さんが続々と集まりました

今回も案内役は動物園主査の中田さんです
「今回はあんな施設のあんな動物、こんな施設のこんな動物を見ていただきます（^_^）ﾆｺﾆｺ」

一体どんな施設のどんな動物が見られるんでしょう？？？
未公開の動物も見られるという話もあり、参加された皆さんはワクワク♪

さあ出発！

まずはカバ館へ…先日名前の決まったメスカバ・旭子（あさこ）ちゃんが外でお昼寝中でした
秋晴れの午後、気持ち良さそうです…

カバ館の1階にある、通称「ゲテモノ水槽」の裏側へ潜入！
ゴキブリやヤスデ・クモなど、苦手な人が多い生物が入ってる水槽は、
担当の白木さんによってレイアウトされており、彼らの生活環境が見事に再現されています

中は少し汗ばむくらいの暖かさに設定されていて、意外と（？）キレイな感じです
そして餌用に飼育されているコオロギの鳴き声が静かに響くのでした…

置いてあった虫の抜け殻にドキッとする場面もありました（逃げ出した虫かと思ってビックリ！）

続いてカバ館の心臓部・浄水施設へ進みます
カバは水の中で生活しているので色々と水を汚してしまいます
それを日々キレイに保っているのが浄水施設です

中田さん曰く「キリン舎・カバ館で一番お金が掛かっているかも」とのこと
確かに凄い設備ですね…何が何やらよく分かりません！

…おや？こんな所にダチョウの卵が？？？
そして突如始まった「ダチョウの卵を触ってみよう」体験会さすがに大きい！硬い！重い…！

さらに進んで行き、今度はカバの寝室へ
一番大きな寝室は以前にザブコが使っていたようですが、今は水が抜かれて寂しい感じに…
試しに皆で入ってみました！広い！

寝室にはクレーンが設置されていて、カバが立てなくなったりした時のために使うそうです
中田さんも「ザブコに早速使ったんですよね…」と寂しげに呟いてました

次はもうじゅう館へ！
そこで中田さんからお話が…

「皆さんご存知かと思いますが、トラの新しいペアが先月やって来ました
　今は中の環境に慣らしてる所なんですけど、中々落ち着かなかったり、怖がったり、
逆に飛び掛かってきたりして安定してません…なので、2～3人ずつの見学になります」

これが今回の目玉！
もうじゅう館のニューフェイス、アムールトラのキリルとザリアの見学です！

ただし、彼らを怖がらせないように…静かに…風のように…彼らの寝室をスーッと見学です
もちろん、撮影もNGなので眼に焼き付けておくだけです

いくつかのグループに分かれて順番に見学ですが、自分の番が待ち遠しい！
中に入ると通路の左右には猛獣たちの檻が並んでいるので通路の真ん中を静かに進みます…

戻って来た参加者さんに感想を聞いてみると
「毛並みが凄いキレイ」「ウーッって唸ってて野生っぽい感じ」「カッコイイ」と好印象！

飼育担当の高橋さんの話でも
「久々に肉食獣らしい個体が入ってきました」と期待に満ちた説明がありました
展示開始が楽しみですね！

さらに小道を上がって行き越冬舎へ！
ここは一般入園者からは見えない場所です

この施設は寒さに弱い鳥たちが越冬するための施設です
隣には猛禽繁殖棟もあって、猛禽類（オオワシやワシミミズク）が雑居飼育されています
外からも立派な姿が見られます

中田さんの話によると
「繁殖棟って言ってますけど、もっぱら繁殖は一般の檻の方でしてますね」とのこと
また、せっかく繁殖しても貰い手が無い場合もあるそうです

ここまで来るとシロテテナガザルの高らかな鳴き声が聞こえてきます
それを頼りに上っていくと…今日の最終ポイント、オランウータン舎に到着です！

ここで問題です
オランウータン舎の裏に生えている木にロープが括り付けてありますが…
これは一体何でしょう？

正解は「オランウータン用の道」です！
ロープに見えるのは「消防ホース」だったのです！
消防署から寄付された使い古しの消防ホースを活用しているようです

オランウータン舎の裏側には昔の動物病院だった建物があったり
今は使用されていない大小様々な大きさの檻が置いてあります
昔はエゾリスも多く飼育され、毎年繁殖していた時期もあったようです

ここでちょっとしたスクープ情報を
来春あたりに、とある鳥が引っ越して特徴的な生態を見られるようになるとか…
ヒントは「垂直に飛び立つ鳥」です！楽しみですね～

さて、長いようでアッと言う間だったプレミアム見学会もここで終了です
最後はクモザル・カピバラ舎の前で解散！

色々と説明をしていただいた中田さんにお礼を言ってお別れしました
次回のプレミアム見学会は来年、お餅つきが終わったあたりです！
皆様のご参加をお待ちしていま～す！