私たちの暮らす自然豊かな北海道。その美しい環境を次世代に残すためには、私たち一人ひとりが環境保全の意識を高め、行動することが求められています。
そこで、旭山動物園くらぶでは地域と協力しながら持続可能な共生の未来を考えるきっかけを提供するため、旭川市旭山動物園との共催で「環境保全フォーラム」を継続して開催しております。
令和7年3月23日開催 環境保全フォーラム2025「共に生きる未来」のお知らせ
野生動物と共に生きるために、今できることを一緒に考えませんか?
今回のテーマ「共に生きる未来」
自然の中で暮らす私たちにできることとは?
今回のフォーラムでは、「共に生きる未来」をテーマに、野生動物との共存や環境保全を考慮した自然共生社会のあり方について、以下の内容をお届けします。
第一部 講演「ヒグマと人との自然共生社会について」
野生動物被害対策の第一人者、石名坂豪氏による講演。北海道の自然と野生動物に触れる中で気づいた課題や、自然共生社会を実現するためのヒントを学びます。
日本大学農獣医学部獣医学科卒業、北海道大学大学院獣医学研究科博士課程修了。2023年8月に「野生動物被害対策クリニック北海道」を起業。
知床半島在住時エゾシカ・ヒグマ対策の実務等に従事。
第二部 パネルディスカッション
石名坂氏をはじめ、竹澤孝夫氏(上川総合振興局長)と坂東元氏(旭山動物園統括園長)を迎えし、野生動物と人が共に生きるための地域の取り組みについて、意見を交わします。
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石名坂 豪 氏野生動物被害対策クリニック代表
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竹澤 孝夫 氏上川総合振興局長
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坂東 元 氏旭川市旭山動物園 統括園長
進行:森 禎宏 旭山動物園くらぶ 理事長
■パネラープロフィール
上川総合振興局長 静岡県出身
帯広畜産大学獣医学部を卒業後、1992年4月に道庁へ入庁。保健福祉部各課や政策局、環境生活部エゾシカ対策室などでの勤務を経て、前任は保健福祉部子ども未来推進局長。2023年6月に上川総合振興局長に就任し、初の上川管内での勤務となる。
旭川市出身。酪農学園大学獣医学修士課程を修了後、1986年より旭山動物園で獣医師として勤務。「行動展示」を推進し、動物本来の姿を魅せる展示で、国内外から注目される動物園へと成長させた。2009年から2024年3月まで園長を務め、現在は「統括園長」として活躍中。また、熱帯雨林の保護と絶滅危惧種の保全に取り組むボルネオ保全トラスト・ジャパンの理事としても活動している。
ヒグマパネル展示
ヒグマのことを「正しく知ること」をテーマに、学びと発見にあふれたパネル展示や、ヒグマの頭骨・毛皮などの展示も併催いたします。
※イベントについて進行内容追加等の変更が発生する場合がございます。
環境保全フォーラム2025「共に生きる未来」〜環境保全からみた自然社会のありかた〜
・日 時:2025年3月23日 日曜日13時〜16時
・会 場:旭川市大雪クリスタルホール 大会議室
・住 所:北海道旭川市神楽3条7丁目1-45
・主 催:特定非営利活動法人旭山動物園くらぶ
・共 催:旭川市旭山動物園
・入場無料 / 定員200名
共に生きる未来を創るために、今できることを一緒に考えてみませんか?
ぜひ会場へ足をお運びいただき、私たちと共に自然共生社会の可能性を探りましょう。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
※参加申込は下記に記載するお電話・FAX等でも承っています。
※先着順の受付となりますのでご了承ください。締切:3月14日
■講師プロフィール
鳥獣対策コンサルタント。獣医師、博士(獣医学)、網・わな・第一種銃猟免許所持(1999年~)。
日本大学農獣医学部獣医学科卒業、北海道大学大学院獣医学研究科博士課程修了。卒業論文・博士論文時の専門はトド・アザラシ(鰭脚類)の繁殖学。NPO研究員、日本大学生物資源科学部助手、環境省臨時職員(羅臼町内勤務)、(公財)知床財団の職員などを経て、2023年8月に「野生動物被害対策クリニック北海道」を、昔祖父母が住んでいた場所からほど近い札幌市西区にて起業。
特に2006年4月~2023年7月の知床半島在住時(羅臼町内7年+斜里町内10年強)には、エゾシカ・ヒグマ対策の実務等に従事。
エゾシカの羅臼市街地内吹き矢捕獲(間引き)、GPS首輪装着のためのエゾシカの麻酔銃捕獲、通行止め公道上での小口径ライフル銃によるエゾシカのシャープシューティング(誘引狙撃)、各種わな(囲いわな・箱わな・くくりわな)によるエゾシカ捕獲や、ヒグマ大量出没年(2012年・2015年)の大量捕殺などに直接的に関わった。
分担執筆著書に「トドの回遊生態と保全(東海大学出版会,1999年)」、「知床のほ乳類Ⅰ(北海道新聞社, 2000年)」、”The Wild Mammals of Japan” (SHOUKADOH Book Sellers, 2009年;2015年にSecond edition)、「日本のシカ 増えすぎた個体群の科学と管理(東京大学出版会,2017年)」、「となりの野生ヒグマ いま何が起きているのか(北海道新聞社,2019年)」などがある。
新聞等へのコメント掲載、TV出演歴多数。
※参加申込は下記に記載するお電話・FAX等でも承っています。
※先着順の受付となりますのでご了承ください。締切:3月14日
住 所:〒078-8205 旭川市東旭川町倉沼16番38号
担 当:山田 / 旭田
電 話:0166-73-6066 / 月~金 8:30~17:30
メール:asahiyama@zooclub.jp
私たち旭山動物園くらぶはNPO法人格を平成17年(2005年)に取得し、おかげさまで本年4月に20年目を迎えます。
この節目を迎え、地域と共に未来の環境保全に貢献する活動をさらに推進してまいります。