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会報106号クローズアップ・前編

公開日:2023年08月30日 15時00分

旭山動物園の夏の風物詩「夜の動物園」も終わり、例年には無い厳しい暑さもやっと一段落しました。
あんなにも「暑い!」と言っていたのも終わってみれば束の間、きっとこれからは日々低下していく気温に秋の訪れを感じるようになるのでしょう。

さて、皆様は当団体の発行している会報「Zooっと一緒」の夏号(106号)を既にお読みいただいたでしょうか? 今回と次回のコラムでは本誌掲載時は小さかった写真を少しだけ大きくご覧いただきます。ぜひ本誌と一緒にご覧いただければ幸いです。

まずはレッサーパンダ舎の個体を一気にご紹介!…どれが誰か分かりますか?

左上より、プーアル、渝々(ユーユー)、桜々(リンリン)、蓮々(レンレン)、菫々(ジンジン)、茜々(チェンチェン)

吊り橋を渡ったりロープにぶら下がったり、放飼場で動き回る彼らから目が離せません。

手前の個体は毛づくろい中、奥の個体は隣のマヌルネコ舎を覗いているようです。
ロープの途中に付けられた餌入りのオモチャに取り付くレッサーパンダ。野生では枝先で同様の姿が見られます。

換毛期にしか見られない貴重なブラッシングのシーンもどうぞ。

餌入りのオモチャに気を取られている間にブラッシングします。大人しいのはこの瞬間だけ。
こちらでも食事中の隙を狙ってブラッシングします。皮膚や全体の様子も一緒に確認しています。

人気急上昇中の動物、マヌルネコの「グルーシャ」もドンとご紹介。

バックヤードから覗くと…目が合ってしまいました。気配はバレバレだったようです。
放飼場の上から下界を見下ろすグルーシャ。不思議な貫禄があります。
狙いを定める目。この次の瞬間、フワッと右方向へジャンプしていました。

そして今はもう居ませんが、確かにここで生きていたホッキョクギツネもご紹介。
色んな命が生まれては消えて行くのが動物園という場所です。

今年4月に亡くなったホッキョクギツネ。春は桜の木の下で穏やかに過ごしていました。

さあ、いかがだったでしょうか?
今回の「前編」では動物たちの姿を中心にお届けしました。
次回の「後編」では飼育員さんのお仕事の様子をお届けします。
では、お楽しみにお待ちください♪

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