新旭川保育所 パネルシアター
公開日:2011年10月27日 18時19分
こんにちは!
今回はまた、『人と野生生物の関わりを考える会』主催のパネルシアターが新旭川保育所で開催されましたので、行ってまいりました(^O^)/
今回は会場設営や音響係も少しお手伝いさせていただきました♪
メインのパネルには木が1本だけありますが、ストーリーが進むにつれてパネルが完成していきます。
手前にあるのはゴミステーションを模したもので、こちらも後々のストーリーで登場します。
BGMの他に、演劇の場面チェンジやシーンが変わるタイミングで、ハンドベルを使った効果音を出します♪
透き通った綺麗な音が響きます♪
これらのハンドベルを駆使して、朝、昼、晩のイメージの音を作って鳴らします♪ ♪ ♪
人と野生生物の関わりを考える会の皆様がアイデアとセンスを駆使して、演劇の演出をされているのです(^O^)
会場に保育所の子供達、先生達が揃い、いよいよパネルシアターがスタート!(^O^)/
司会進行のナレーターの方が、本日のテーマである『カラス』についての説明を始めます。
とても優しく聴きやすい声でお話しています。
みんなお行儀よく、お座りして真剣に話に聞き入っています・・・
みんな静かにお話を聞いていると、どこからともなく鳴き声が聞こえてきて・・・
本日の主役である、ハシブトガラスの『ブトくん』、ハシボソガラスの『ボソくん』が颯爽と登場!
静かな会場に突然の鳴き声と共に大きな2羽(2人?)がいきなり登場して、子供達もビックリ!
実に堂々とした貫禄のある2羽(2人?)ですが・・・
会場を暴走!!!!!(笑) \(◎o◎)/!
子供達は全身黒づくめの格好にとてつもない迫力を感じたようで、
会場中に大歓声(大悲鳴?)が響き渡り一時騒然となりました(笑)
必死に先生にしがみついて離れない子供達もいる状況でしたが、会場は大爆笑に包まれています(笑)
子供達は本当!かわいいです!(*^_^*)
私も大爆笑しながら、ほのぼのした気持ちで見守っていました。
ごめんね~、びっくりしちゃったね~とブトくん、ボソくんが優しい表情で会場の鎮静化に励みます(笑)
(巨大クチバシで表情はまったく見えませんが)
会場全体がひとしきり盛り上がったところで、カラスの暴走騒動は収束に向かいます・・・ (^_^;)
全員が落ち着きを取り戻したところで、司会の方のナレーションに合わせてブトくん、
ボソくんがパネルにイラストを貼り付けながら、カラスの生態についての説明が始まりました。
カラスはみんなのとっても身近にいる野生動物の一種で、街で見かけるのはハシブトガラスかハシボソガラスのどちらかなのですよ~と説明。
パネルとイラストを使いながらの説明は子供達にもとてもわかりやすかったようです。
と、そこに今度はゴミをポイ捨てして散らかす悪い人が登場して、パネル手前をゴミだらけにします・・・
散らかったゴミステーションにテンション全開のブトくん、ボソくんがやってきて『食べ物だ~♪、餌だ~♪』と喰い散らかすカラスを実演します。
ゴミステーションはさらに散らかり、ひどい状況になります・・・
ここで司会進行の方から、『カラスはどうしてゴミをちらかすのかな~?』
『こんなことしちゃ絶対ダメだよね~!』 という問いに子供達も
『絶対ダメ~!!!』と大賛同です。
『でもね、本当に悪いのはカラスじゃなくて人間なんだよ~』
という説明に今度は『何で~?』、『悪いのは絶対カラスだよ~!』の大合唱です(笑)
『カラスは本当は人間のゴミなんか食べないんだよ~、本当はミミズや毛虫とかを食べてくれるんだよ~』と、
ブトくん、ボソくんがパネルを使って実演します。
カラスがいないと街は虫だらけになっちゃうんだよ~と説明します。
でもね、人間によって森が少なくなっちゃって、カラスのお家も餌も少なくなっちゃってるんだよ、カラスも困ってるんだよ~(涙)と
ブトくん、ボソくんが涙ながらに訴えます・・・。
『へぇ~、そうなんだ~!』とカラスが悪者じゃないことが子供たちにもわかってもらえました。
ブトくん、ボソくんの演技の賜物ですね!
森には木が少なくて、カラスのお家がないから『一緒に森を作ってくれる人~?』
の呼びかけに『は~い!!!』と元気いっぱいの子供たち♪
パネル前に一斉に子供たちが押し寄せかけて、またしても軽く騒動になりかけます(笑)
それじゃあ、みんなで仲良く、ひとり1本、木を植えてくださ~い。
ということで、みんなで順番にパネルに木をくっつけていきます(^-^)/
この小さい木も人と野生生物の関わりを考える会の皆様の手作りです。
フェルト製で、温かく柔らかい手触りです♪(*´ `*)
みんなで楽しく、協力しながら作業を進めて・・・
木がいっぱいの森が完成♪
『よかったね~、カラスさんもお家に帰れるんだね~』と子供たちも大満足です。\(^o^)/
カラスさん達が悪さしないように、みんなもゴミをポイ捨てしたりしないように気をつけようね~
ということで、今回のメッセージを伝えて、楽しい演劇が終了♪
楽しい音楽に合わせて、ミニお遊戯会もスタート♪
ブトくん、ボソくんの華麗な舞いに合わせて、みんなで楽しくおどります♪ヽ(^。^)ノ
皆でお遊戯している様はとても可愛いです!(*´∇ `*)
今回の催しの主催者である『人と野生生物の関わりを考える会』を代表して、
旭山動物園飼育係係長・獣医師の福井さんが2度目の登場。まとめのお話をしていただきました。
(1度目は先ほどの演劇中でゴミを散らかす悪い人を好演しています)
公序良俗に反する行動の為、画像は省略されました(笑)
カラスはただの悪者じゃなくて、虫を食べてくれるおかげで自然環境を守る役目もしています。
自然環境を守る為には人間が一番気をつける必要があります。
という内容を子供たちにわかりやすく、優しい語り口でお話されていました。
今日お話を聞いてくれた新旭川保育所の子供たちには人と野生生物の関わりを考える会の皆様の手作りの、
手書きのイラスト入りのメダルがプレゼントされました。
みんな一列にお行儀よく並んでくれました♪
みんな偉い♪ 良い子だね! !(^^)!
ブトくん、ボソくんも優しく見守っています・・・。
最後に何故かブトくん、ボソくんとの握手会となり、みんな順番に握手をしてから、会場をあとにします(笑)
『今日はお話聞いてくれてありがとうね~』
『バイバ~イ♪』
とても微笑ましい光景に私も和んでいます(*´ `*)
今回の演劇の中心で活躍された司会進行のナレーター、カラスのブトくん、ボソくんは実は旭山動物園の飼育員の方々です♪
飼育員の方々の多才なスキルとポテンシャルの高さを感じました(^O^)
そんな飼育員さん達のワンポイントガイドやなるほどガイドは、非常にわかりやすくて楽しさ満点です♪オススメです♪
旭山動物園の名物イベントのひとつです♪
今回の催しでは、某アーティストの方(飼育員?ナレーター?)が描いたイラストでお話の内容がわかりやすく解説されました(^-^)
今回のパネルシアターのイベントは、人と野生生物の関わりを考える会、旭山動物園の皆様が多忙な業務と併行して準備と練習を重ねたものです。
脚本、小道具の製作から、演劇のリハーサルまでしっかり準備を重ねた上での今回の本番を迎えたというだけあり、素晴らしい内容でした。
皆様の信念と想いの詰まったパネルシアターは自然環境や野生生物は勿論、我々人間にとっても、非常に有意義な活動だと思いました。
今回、私も見学とお手伝いで参加しましたが、とても有意義な時間を過ごさせていただき、充実感・満足感でいっぱいでした。
関係者の皆様、お疲れ様でした!ありがとうございました!
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